米ドル上昇?FRBの引き締め

米ドル上昇?FRBの引き締め」

3月21日、アメリカ合衆国財務省が保有する1420億USドルの政府機関発行の住宅債権担保証券(MBS)の秩序を守った(orderly)売却を始めると発表、毎月100億USドル売却していくようです。
http://mpse.jp/tkymail/c.p?12c6n7d1LXJ
※アメリカ合衆国財務省のサイトへ推移します。
世界の金融マネー

 

MBS市場が正常化してきたので、財務省がMBSを保有している意味が無くなったので、売却してしまおうという趣旨のようです。リーマン・ショック後の一連の改革の中で、FRBは、MBS Purchase Programを通じて、昨年7月までに1兆2500億USドルのMBSを購入しました。
http://mpse.jp/tkymail/c.p?32c6n7d1LXJ
※FRBサイトへ推移します。

 

一部の市場関係者は財務省の売却は、FRBによる売却の前兆ではないかと勘繰る向きもいるようです。FRBは現在は、購入したMBSの期限前償還による在高減少を補うために国債を購入しているうえに、今年6月末までに6000億USドルの国債を追加購入する、昨年11月に決定したバランス・シート拡大策を遂行中です。

 

また、この3月15日のFOMC後のステートメントにおいても、即座の政策転換を示唆するような文言はありませんでした。
http://mpse.jp/tkymail/c.p?52c6n7d1LXJ
※FRBサイトへ推移します。

 

特に、FRBの2つの使命である失業率とインフレ率に関しては、『失業率は高位に留まり、インフレ率はFOMCが安定していると判断する水準よりいくばくか低い』と述べてます。現状の政策やこのステートメントを見ている限りでは、FRBが財務省に追随してMBS売却=引き締めに動く可能性は極めて低いものと思われます。

 

 

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基準値は、前日の高値、安値、NY市場の終値をもとにしています。

 

H:ハイ・ブレイクアウト・ポイント(新しいトレンドの発生の可能性)
R:レジスタンス(上値の目途)
S:サポート  (下値の目途)
L:ロー・ブレイクアウト・ポイント(新しいトレンドの発生の可能性)

 

 

 <ドル/円><ユーロ/円><ユーロ/ドル><ポンド/ドル>
H    83.732   118.466     1.42594   1.61612
R2   83.112   117.426     1.42044   1.61035
R1   82.784   116.885     1.41569   1.60556

 

基準値 82.164   115.845    1.41019  1.59979

 

S1   81.836   115.304     1.40544   1.59500
S2   81.216   114.264     1.39994   1.58923
L    80.888   113.723     1.39519   1.58444

 

 

ただし、市場の一部は早期の引き締めに警戒感をもっているようで、Fed Funds先物がここのところ下落気味(金利は上昇)です。
http://mpse.jp/tkymail/c.p?72c6n7d1LXJ

 

2011年12月限は99.675(32.5bp)と、現在の水準(誘導水準0-25bp、実効金利13-15bp程度)から20bp程度の上昇を見込んでいるようです。

 

この6月に米国債買い取りプログラム終了後は、今のペースで景気回復が進めば、QE2からの出口戦略として徐々に引き締め方向に舵を切っていくものと思われます。そのあたりが鮮明になってくると、USドルには上昇圧力が掛かってくると思われます。

 

参考:達人のFX